【コラム】自転車に乗りたくなる街 デンマーク・コペンハーゲン

国連が実施する世界幸福度調査2016年発表版で1位となり、「世界一幸せな国」となったデンマーク。首都のコペンハーゲンは、多くの市民が通勤・通学に自転車を利用している世界的にも有名な「自転車の街」だ。

コペンハーゲンの街中を見回してみると、凹凸おうとつの少ない自転車専用道路や自転車のスピードに合わせて切り替わる専用信号など、自転車向けのインフラが充実している。自転車を運転する側の「ハンドシグナル」などの交通マナーも徹底されていて、自転車に乗りたくなる街づくりが進んでいるのだ。

自転車に乗りたくなる街 デンマーク・コペンハーゲン
朝は自転車で通勤する人が多い

実際に自転車に乗ってコペンハーゲンの街を走ってみる。使うのはシティバイク(City Bike)というレンタサイクル。街中のあらゆる場所にあるスタンドで自転車を借りられ、借りた場所と違うスタンドに返却が可能。観光客にはもってこいのサービスだ。レンタサイクルの値段は、1時間あたり25デンマーク・クローネ(約383円)。物価が高めのデンマークではお手頃な金額設定だろう。

自転車に乗りたくなる街 デンマーク・コペンハーゲン
レンタサイクル置き場

スタンドで借りた自転車は電動アシスト付きで、さらにGPS(全地球測位システム)ナビが備え付けられていて、見た目もスタイリッシュな車体。ナビは目的地へのルート案内はもちろん、観光スポット情報などが表示されるというすぐれものだ。

自転車に乗りたくなる街 デンマーク・コペンハーゲン
GPS付ナビの画面

コペンハーゲンの車道は右側通行のため、自転車も通行が右側、左側が追い越し車線だった。こぎ出して驚いたのが、自転車のスピード。とにかくみんな速いのだ。左側の追い越し車線を次々と自転車が通り過ぎ、後ろからも追い抜かされる。また、ハンドシグナルも徹底されていて、曲がる方向に手を伸ばし、止まる際には手をあげるという具合だ。

美しい街並みを眺めながら、自転車で市内を巡る。渋滞緩和、環境保全、健康向上など、うまく活用できれば多くのメリットがありそうなコペンハーゲンの自転車ライフ。こんな自転車との付き合い方を取り入れてみたい。

*1デンマーク・クローネ=15.3円で計算

参考記事
国連の「持続可能な開発ソリューション・ネットワーク(UN SDSN)」 2016年世界幸福度報告書 デンマーク1位(2016/05/29)

 
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柴田 祐希

大学卒業後、編集プロダクション・研究機関等でのディレクター職を経てフリー編集者へ。 NEWSALT立ち上げに参加。現編集長。 一番のリラックスタイムは愛犬との散歩。

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