「世界の都市力比較」ロンドンが1位、東京は15位

コンサルティング会社プライスウォーターハウスクーパース(PwC)が発表した「Cities of Opportunity 7 – 世界の都市力比較2016」で、ロンドンが前回に続いて総合1位を獲得、2位にはシンガポールがランクインした。東京は総合順位では15位だったが、「健康・安全・治安」においては1位の評価を獲得した。

PwCの「世界の都市力比較」リポートは2007年にスタートし、今回で7回目。世界の30都市を「経済および金融市場の中心地であること」、「地理的な偏りがないこと」、「成熟都市と新興都市のバランスが取れていること」の3点を考慮して選定。これを10領域、67指標で評価している。PwCの定義する「都市力」とは、(1)変化する世界に適応するための手段、(2)生活の質、(3)経済力の3分野がバランスよく成長を遂げている状態を指すとしている。

総合評価で1位となったロンドンは、「知的資本・イノベーション」、「ゲートウェイ機能(宿泊施設の客室数や、空港から中心地へのアクセスなど)」、「経済的影響力」の領域で1位を獲得。一方、総合2位のシンガポールは、「技術の成熟度」、「交通インフラ」、「ビジネスのしやすさ」では1位だった。このほか、「人口構成・住みやすさ」ではパリとニューヨークが同率1位、「持続可能性と自然環境」ではストックホルムとシドニーが1位に選ばれた。「健康・安全・治安」においては東京が1位だった。

総合評価では、3位トロント、4位パリ、5位アムステルダム、6位ニューヨーク、7位ストックホルム、8位サンフランシスコ、9位香港、10位シドニーとなっている。

ただし、1位となったロンドンの評価は、イギリスが欧州連合(EU)離脱を決定する前に収集されたデータに基づいているため、今後の評価にどのような変化が生じるのか注目されている。

(写真はイメージ)

 
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塩野 輝美

翻訳者、ライター。ドイツ在住。ドイツの生活と文化、歴史と社会制度のつながりをウォッチしています。

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