【世界が見える! 米株ウォッチ】予想通りの仏大統領選でリスクオン

世界が見える! 米株ウォッチ
アメリカ株式市場で見る世界動向通信

4月24~28日のニューヨーク株式市場、ダウ平均株価(30種)は、ほぼ世論調査通りの結果となった第1回フランス大統領選の結果を受け、リスクオンムードが高まった。ナスダックは連日の高値更新。連日、決算発表が行われた個別銘柄の売買が活発だった。また、トランプ米大統領は、29日で就任から100日の節目を控える週だった。

24日のダウは、前週末比216.13ドル高の2万763.89ドルの大幅高となった。ナスダックは高値を更新し、金利が上昇したことで金融株が買われた。欧州市場も軒並み大幅高となった。現地時間の23日に実施されたフランス大統領選の第1回投票では、中道のマクロン氏が1位、極右のルペン氏が2位となり、ほぼ事前予想通りの結果となった。市場には安心感が広がり、相場の先行きに不安が生じたときに上昇するVIX指数(恐怖指数)は急低下、リスクオンムードが高まった。

25日も大幅続伸、ダウは2万996.12ドルで、取り引き時間中に一時2万1000ドルを回復する場面もあった。ナスダックは史上最高値圏で推移し、6000ドルを突破した。建設機械最大手キャタピラーやファストフード大手マクドナルドの良好な決算が好感されたほか、翌日発表される予定の税制改革案への期待も高まった。

26日は小幅に反落、2万975.09ドルだった。期待されていた米政府の税制改革案は、目新しさに欠けるものだった。法人税は公約通り15%に引き下げられ、国境税については盛り込まれなかった。記者に配布された資料はA4用紙1枚に箇条書きだったという。翌日以降、暫定予算の期限やオバマケア代替法案の採決などの注目される予定を控え、取り引きを控える動きもあった。この日発表された決算では、P&Gの見通しが慎重であったことや、ボーイングが予想以上の減収だったことで、相場全体を押し下げた。

27日は小幅に反発、ダウは2万981.33ドルだった。取り引き時間終了後に決算発表を控えたアマゾン、マイクロソフト、アルファベットへの期待が高く、好材料。ナスダックは高値を更新した。暫定予算とオバマケア代替法案への期待も引き続き高い。原油は、リビアが供給を増加させたことで下落となった。

28日は続落、2万940.51ドルで取り引きを終えた。決算発表で、売上高が伸び悩んだことが明らかになったインテル、スターバックスが売られた。前日好決算が発表されたアマゾンやアルファベットが買われた。朝方発表された米実質GDPが予想を下回ったことも悪材料だった。

トランプ大統領は、29日で就任から100日を迎えた。米国では大統領就任から100日間は「ハネムーン期間」と呼ばれており、この期間はマスコミが大統領批判を控え、株価も堅調になると言われている。ハネムーン期間を終え、今後の動向に一層注目が集まる。

(写真はイメージ)

 
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