ドイツで「マイカー断食」 教会および環境保護団体が呼びかけ

ドイツで「マイカー断食」 協会および環境保護団体が呼びかけ

イースター(復活祭)までの40日間を断食期間とするキリスト教の習慣にちなみ、ドイツで教会および環境保護団体などが「マイカー断食」を呼びかけている。2月28日付の南ドイツ新聞が報じた。

今年のイースターは3月17日だが、キリスト教ではこの日からさかのぼって40日の間、ぜいたくや嗜好品を遠ざけてキリストの苦難をしのぶという「断食」習慣があり、今日でもこれを実践しているキリスト教徒は多い。ドイツではこれにちなんで20年前から、この断食期間に自動車の利用を控える「マイカー断食」がある。これはふだん車を利用している移動の手段を、バス、電車などの交通公共機関や自転車に極力切り替え、マイカー利用を「断食する」ことで環境保護への貢献を実践するというもの。今年はこれを、教会、環境保護団体、緑の党のほか、ドイツ自動車クラブ(ADAC=日本ではJAFに相当)も後援。ドイツ鉄道は、この期間に自家用車利用を控える人たちに対して特別割引の提供を発表した。

ドイツ連邦環境局が2016年末に発表したリポートによると、ドイツの都市部で窒素酸化物などの大気汚染物質が、世界保健機関が定める標準値を超えており、国内では自動車利用の規制に対する意識が改めて高まっている。

(写真はイメージ)

 
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塩野 輝美

翻訳者、ライター。ドイツ在住。ドイツの生活と文化、歴史と社会制度のつながりをウォッチしています。

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