世界のダイナミックな都市 1位はバンガロール 日本はランクイン逃す

都市ランキング(1位のバンガロー)

米国のジョーンズ・ラング・ラサール(JLL)は1日、世界の都市の発展のダイナミックさを表す「シティ・モメンタム・イデックス(CMI)」2017年度版の完成版資料を発表した。インドのバンガロールが初めて1位となり、2位はベトナムのホーチミン市だった。

今回、インドやベトナムなどのアジアの諸都市が大きく順位を上げた。日本の都市は、昨年14位だった東京をはじめ、対象となっていた都市(大阪、名古屋、福岡)はすべて、トップ30へのランクインを逃した。ただし、東京は長期的な指標で4位となった。

CMIは、都市の発展の度合いを、短期的、長期的に分類できる42の指標をもとに表したもの。短期的な指標は、国内総生産(GDP)、人口、航空旅客輸送数、海外直接投資(FDI)額、オフィスや商業施設の建設数、オフィス賃貸料など。長期的な指標は、高等教育機関、国際特許出願、環境など。

トップ20は以下の通り。(かっこ内は昨年の順位。「-」は20位以下)

1位(4位)バンガロール(インド)
2位(-)ホーチミン市(ベトナム)
3位(2位)シリコンバレー(米国)
4位(6位)上海(中国)
5位(17位)ハイデラバード(インド)
6位(1位)ロンドン(英国)
7位(16位)オースティン(米国)
8位(-)ハノイ(ベトナム)
9位(5位)ボストン(米国)
10位(11位)ナイロビ(ケニヤ)
11位(-)ドバイ(アラブ首長国連邦)
12位(18位)メルボルン(オーストラリア)
13位(-)プネー(インド)
14位(7位)ニューヨーク(米国)
15位(9位)北京(中国)
16位(8位)シドニー(オーストラリア)
17位(-)パリ(フランス)
18位(-)チェンナイ(インド)
19位(-)マニラ(フィリピン)
20位(13位)シアトル(米国)

長期的な指標のみを見た場合のトップ5は、1位から順にシリコンバレー、ロンドン、パリ、東京、ボストンだった。一方、短期的な指標のみの場合のトップ5は、ホーチミン市、バンガロール、ハノイ、デリー(インド)、ハイデラバードだった。

バンガロールは、インドのIT産業の中心的な都市で、世界中から企業が進出し、不動産需要も高まっているという。ホーチミン市は、コストが安く、消費者市場の拡大が早いことから、FDIが増加しており、オフィスの建設も盛んになっている。2年連続1位だったロンドンは、ヨーロッパ連合(EU)離脱の国民投票を受けてか、順位を下げたものの、長期的な指標により、6位という高順位を保っている。

(写真はイメージ)

 
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平井 明

1989年生まれ。東京大学教養学部卒業、東大大学院人文社会系研究科修士課程修了。2015年、NEWSALT創業時に入社。豊富な海外経験、世界の政治・文化・歴史に関する見識と、語学力を活かし、主に日本人には縁が遠いような世界の動向について、「読んで希望を持てる記事」をモットーに執筆を続ける。

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