外務省が海外安全アプリを公開

外務省は1日から、海外在住者や海外旅行者・出張者に向けたスマートフォン用「海外安全アプリ」の配信を開始した。iPhoneおよびAndroid向けのものがあり、App StoreまたはGoogle Playで無料ダウンロードできる。

このアプリでは、スマートフォンのGPS機能を利用して、現在地および周辺国・地域の渡航情報を表示でき、任意の国・地域をあらかじめ選択して、その国・地域に対する新たな渡航情報が発生した際にプッシュ通知で受信することもできる。また、中東、アジア、大洋州、欧州、アフリカ、北中南米の6地域に分類された各国情報が一覧できる仕組みになっており、渡航に対する警告がある場合は危険度が4段階で表示される。さらに、各国・地域の警察や在外公館などの緊急連絡先も記載されており、オフライン状態でもこれらを見ることができるようになっている。

ニュースを見ていても日本にいる時には、実感が薄い海外の治安情報。手軽にアクセスできるアプリに対しての利用者の生の声を拾ってみた。

「今の会社は海外出張先の安全情報を社内通達する仕組みがないので、自己防衛にはいいですね」
「クロアチアに『十分注意』(警告4段階の中で最も危険度が低いレベル1)が出ていたのに驚きました。ドイツに住んでいますが、近いし、休暇地として人気の場所なので」
「国の地図があって、どこが危ないかエリアが記されているのがいいと思う。たとえば最近仕事で行きましたがトルコとか。イスラム国(IS)と接していますからね」
「『退避勧告』(警告4段階の中で最も危険度が高いレベル4)が出ている国・地域で、なぜその勧告が出ているのか、できれば知りたい」
「海外にいるときってネット環境が悪いことも多いので、緊急連絡先だけでなく安全情報も、その都度取り込むなどしてオフラインで見られるようになれば、だいぶ使い勝手がよくなると思います」

当初は、「地図をピンチアウトして任意に拡大できない」、「一個前のページに戻る機能がないのが残念。戻ろうとするとホーム画面に戻るしかない」など、操作における技術的な不備を指摘する声が聞かれたが、アプリ配信後数週間でこれらの点は改善された。アプリとしての存在意義が大きい分、今後のさらなる進化に期待したい。

外務省が海外安全アプリを公開


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塩野 輝美

翻訳者、ライター。ドイツ在住。ドイツの生活と文化、歴史と社会制度のつながりをウォッチしています。

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