スペースX 2018年、民間人を月周回旅行へ

スペースX、民間人を来年に月周回旅行へ

米民間宇宙企業スペースXは、来年後半に2人の民間人を乗せて月を周回する旅に飛び立つと2月27日に発表した。アポロ計画で用いられた歴史的な米ケネディ宇宙センター39A発射台から打ち上げられる。アポロ計画以来45年ぶりで、人類が深宇宙に戻る機会となる。

2人は既にかなりの額の手付金を支払っているという。同社によると2人は、「アポロ宇宙飛行士たちのように、普遍的な人類が抱く探検の精神によって、全人類の希望と夢と共に宇宙の旅に出る」ことになる。今年の後半には、健康診断と体力テストを行い、初回のトレーニングが開始される予定だ。健康診断と体力テストの結果が出て問題がなければ、2人の名前など追加情報が明かされる。

打ち上げにはスペースXが開発した「ファルコン・ヘビー」ロケットを使用。ファルコン・ヘビーは今夏に最初のテスト飛行を開始予定で、成功すれば月ロケット「サターンV」以後、軌道に乗せる最も強力な乗り物となる。

今年後半、NASAの商用クループログラムの一環として、「クルー・ドラゴン(ドラゴンV2)」宇宙船を国際宇宙ステーション(ISS)に打ち上げ予定だ。この最初のデモ飛行は自動運転を用いて無人で行われる。有人飛行は2018年の第2四半期に予定している。スペースXは現在、ISSに年間平均4回のドラゴン2ミッション、3回の貨物運搬と1回の乗組員を運ぶ契約をしている。

スペースXでは、2020年に無人宇宙船「レッド・ドラゴン」を火星に向けて打ち上げる計画もある。今回の月周回旅行は、人類を火星に運ぶという究極の目標に向けた重要な道程といえる。

(写真はイメージ)

 
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天本 レオ

航空宇宙工学科卒業。サイエンスライターとして、宇宙をはじめとした科学全般の話題から、読者の「!」な記事を提供していきたいと思っています。

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