セダカヘビの歯並びは非対称「食の多様性の表れ」京大調査

セダカヘビの歯並びは非対称 京大が調査、「食の多様性の表れ」

京都大学白眉センター特定教授の細将貴氏らの研究グループが、ヘビはカタツムリ食に特化した個体よりも、ナメクジ食に特化した個体のほうが歯の本数の左右対称性が高いことを明らかにした。研究成果は2日に科学雑誌「PeerJ」に掲載された。

脊椎動物は歯の数が左右で同じとされているが、東南アジアに生息するセダカヘビなどは左右の歯の数が非対称で、例外とされていた。ただし、この種類のヘビの歯列非対称性は一様ではなく種や地域ごとで異なるため、研究グループは今回、歯列非対称性は食性によるものと仮説を立て、これらのヘビの歯列と食性について調査した。

調査は、台湾北部に生息するタイワンセダカヘビとタイヤルセダカヘビの2種を対象に実施。研究グループは半径4km以内で両種を捕獲し、エサの好みとその歯並びの左右非対称性を調べた。調査の結果、タイワンセダカヘビはナメクジばかりを食べ、タイヤルセダカヘビはカタツムリもナメクジも食べることが確認された。両種とも歯の本数はほぼ同数で、歯並びはカタツムリを食すタイヤルセダカヘビよりもナメクジのみ食すタイワンセダカヘビの方が左右対象に近かった。

両種は共通のエサを巡って競争する関係にあると考えられてきたが、研究グループは、エサの好みに違いがあることで同じ地域で共存できている可能性があるとしている。研究結果から研究グループは「歯並びの多様性は食の多様性の表れではないか」と述べている。

画像提供:京都大学

 
Facebook Like!


The following two tabs change content below.

水野 拡哉

22歳、現役理系単科大学学生ライター。岩手県出身、元高校球児。現在、大学では五感の刺激が与える脳の影響について研究をしています。長所はチャレンジ精神があり、短所は要領が悪いです。脳、スポーツを主軸に記事を書いていて、人々に健康という幸せを提供したく、ヘルス記事も書いてます。

ピックアップ記事

  1. 横浜山手西洋館ベーリック・ホール 「ひいなの遊び」20日まで開催
    横浜・山手地区に佇む西洋館の1つ、ベーリック・ホール(横浜市中区)では、ひな祭りにちなんだ装飾を楽し…
  2. 奄美群島国立公園
    鹿児島県の奄美群島が7日、国内で34カ所目の国立公園に新たに指定され、「奄美群島国立公園」が誕生した…
  3. 花粉症の人にはつらい季節がやって来た。ちょうどピークを迎えようとしているスギ、ヒノキ花粉症の人は、日…

アーカイブ

2017年3月
« 2月    
 1234
567891011
12131415161718
19202122232425
262728293031  

Follow me!

FacebookいいねやTwitterフォローで、更新情報を受け取れます!

 


ページ上部へ戻る