恐竜の分類「見直し」か? 英研究チームが74種の血縁評価

恐竜の分類「見直し」か? 英研究チームが74種の血縁評価

これまで130年間、恐竜は骨盤の形状が現代の鳥類に似た「鳥盤類ちょうばんるい」(ステゴサウルスやとトリケラトプスなど)と、爬虫類に似た「竜盤類りゅうばんるい」(ブラキオサウルスやティラノサウルス・レックスなど)という2つのグループに分けられると考えられてきた。この常識を見直すことになるかもしれない“挑戦的”な論文を、英ケンブリッジ大学のマシュー・G・バロン氏らが23日に英科学誌『ネイチャー』に発表した。

研究チームは、450以上の解剖学的特徴の類似点または相違点に基づいて、74種の恐竜の血縁関係を評価した。これらの種の大部分は、恐竜が栄えた最初の1億年の間に生息したものだ。

最も注目すべき変更点は、ステゴサウルスやトリケラトプスのような鳥盤類のすべての恐竜を含む系統樹の枝に、二足歩行するティラノサウルス・レックスやベロキラプトルなど竜盤類系統の獣脚類を移したことだ。これらは上顎の特有の隆起から特定の骨の融合まで、21の解剖学的特徴が共通することが示された。

さらに論文では、最初の恐竜が、従来の説よりもわずかに早い約2億4700万年前に現れた可能性も示された。また、恐竜の誕生地も従来言われていた超大陸パンゲアの南部であるゴンドワナではなく、現在の北米に繋がるローラシアだったかもしれないとしている。

画像提供:ネイチャー

 
Facebook Like!


The following two tabs change content below.

天本 レオ

航空宇宙工学科卒業。サイエンスライターとして、宇宙をはじめとした科学全般の話題から、読者の「!」な記事を提供していきたいと思っています。

ピックアップ記事

  1. 世界に挑戦するアスリートを発掘 6月から募集開始
    スポーツ庁は19日、全国の将来性豊かなアスリート発掘をする「ライジング・スター・プロジェクト」を実施…
  2. ご当地自慢を探せ! 信州上田の馬肉うどん「なかむらや」
    長野県上田市、JR上田駅のお城出口から徒歩1分のところに、町のうどん屋さん「中村屋」がある。ここの名…
  3. 国土交通省、自動運転戦略本部を設置へ
    国土交通省と警察庁は14日、昨年11月に千葉県で自動運転機能使用中に起こった交通事故について、「現在…

アーカイブ

2017年4月
« 3月    
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30  

Follow me!

FacebookいいねやTwitterフォローで、更新情報を受け取れます!

 


ページ上部へ戻る