花便り~ジンチョウゲ

花便り~ジンチョウゲ

街を歩いていると、瞬間、甘い香りがよぎった。その香りを頼りに花を探していると、ようやく見つけた。ジンチョウゲだ。

ジンチョウゲ(沈丁花)という名は、香木の「沈香じんこう」に似た良い香りを持ち、葉や花が、「丁子ちょうじ(クローブ)」に似ているところからつけられた。別名は輪丁花。チンチョウゲとも呼ばれる。中国原産で、漢名は「瑞香ずいこう」。日本へは室町時代には渡来し、すでに栽培がされていたという。

香りは香水に用いられ、枝の繊維は紙の原料になる。また、花はのどの痛みや歯痛に、葉は腫れ物に効くなどの薬効……と、使えば余すところがない。

花の芽は、前年の秋にはできており、寒い冬を越してようやく開く。春を待っているのは人間だけではないようだ。遠くまで届く甘い香りには、春の訪れの喜びも込められているのかもしれない。

花言葉:栄光、不死、不滅、歓楽、永遠

ジンチョウゲ(沈丁花):ジンチョウゲ科ジンチョウゲ属の常緑低木

花便り~ジンチョウゲ

 
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佐々木 玲

東京都出身。多趣味。日本の伝統文化、芸術、自然をこよなく愛する。「日本ならでは」な、あらゆるもの好き。日本人でよかったと思える情報の発信を目指す。 現在、冬に溜めこんだあらゆるものをデトックスすべく、体を張って実験中。

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