花便り~ムスカリ

花便り~ムスカリ

庭先を鮮やかに彩る、春の訪れを告げるような青紫色のプチプチした可愛らしい花。ムスカリという、ヒヤシンスと近縁の植物だ。

原産は地中海沿岸からアジア南西部。学名にもなっているMuscari(ムスカリ)は、ギリシャ語の「moschos ムスク(麝香じゃこう)」に由来しており、品種によって強い香りを放つものがあることから名付けられた。英名は「grape hyacinth(グレープ・ヒヤシンス)」で、ブドウの房に似ているその姿からきており、日本でも別名「ブドウヒヤシンス」と呼ばれている。

日本に出回るようになったのは1980年頃からだが、花の歴史はとても古い。イラク北部のある洞窟で発見された、旧石器時代にあたる5~6万年前のネアンデルタール人の墓の土から多くの花粉が発見されており、それはムスカリやキク科の花の花粉だったという。

「失意」、「失望」という青い花の色が由来の花言葉もあるが、最近では白い花やもっと鮮やかな青色の品種も出てきている。失意から立ち直り、明るい未来が待っている、というところだろうか。まだまだ外は寒いが、暖かい春という未来が待っていることを思いつつ、もうしばらく寒さも我慢するとしよう、花言葉どおり「寛大な愛」をもって。

花言葉:失望、失意、夢にかける思い、明るい未来、通じ合う心、寛大な愛

ムスカリ:ユリ(キジカクシ)科ムスカリ属の球根植物

花便り~ムスカリ

 
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佐々木 玲

東京都出身。多趣味。日本の伝統文化、芸術、自然をこよなく愛する。「日本ならでは」な、あらゆるもの好き。日本人でよかったと思える情報の発信を目指す。 現在、冬に溜めこんだあらゆるものをデトックスすべく、体を張って実験中。

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