
自分には合わなかった、理想と現実は違ったなどの理由から辞めることを考えている人も多いですよね。もちろん、無理に仕事を続けるのはおすすめしません。ですが、教員・教師を辞めたことで後悔したという声が多くあるのも事実です。突発的に教員・教師を辞める前に、まずは辞めて後悔した人の声に耳を傾けてみましょう。
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教員・教師を辞めて後悔した4つのポイント
教員・教師の仕事を辞めたことで後悔したという声の中で最も多かったのが、
- 収入が減った
- 社会的信用がなくなった
- 転職活動が難しかった
- 周りからもったいないという声が多かった
上記の4つです。
それぞれの後悔の詳細をより詳しく解説していきましょう。
収入が減った
公務員で薄給というイメージを持っている人も多い教員・教師。ですが、「地方公務員」という扱いになり、給与自体は民間企業で働くひとよりも高いと言われています。
平成30年に国税庁が発表した民間事業所で働くひとの平均年収は「約440万円」でした。一方、教師の平均年収は「450万円~650万円」と平均よりも高い数値となっていました。
教員・教師を辞めた後に転職したけど、収入がガクッと下がってしまったという人も珍しくありません。
社会的信用がなくなった
公務員である教員・教師は「社会的信用」がかなり高い職業の1つです。
教員・教師という仕事に「安定した収入」といったイメージが多いといった点からも社会的信用の高さが伺えます。
教員・教師を辞めるということは、社会的信用を全て失うということでもあります。教員・教師時代は、問題なかったクレジットカードやローンの審査に通らなくなるといったケースも想定しなければいけなくなるということです。
転職活動が難しかった
意外と多かった後悔として「転職活動が難しかった」という声が多くありました。
教員・教師になる人の多くは、就職活動ではなく「教員採用試験」の勉強をしてきましたよね。なので、就職・転職活動で何をすれば良いかが分からず、書類選考と面接の両方で苦労する人も多くいるようです。転職先が決まるまで半年以上かかったというケースも珍しくなく、教員・教師を辞めた後はしばらく転職活動に悩まされると考えておいた方が無難です。
周りからもったいないという声が多かった
教員・教師を辞める際に、ほぼ確実に言われるのが「もったいない」という言葉です。
親・親戚・友達など、ありとあらゆる人にもったいないと言われることになります。公務員で安定した収入を自分から放棄してしまうというのは、他人から見るとかなりもったいないように見えるようです。
しっかり準備していれば教員・教師を辞めても後悔しない?
実際に教員・教師を辞めた人の後悔の声を集めましたが、その多くが「準備不足」だという共通点がありました。逆に考えるとしっかりと準備をしていれば、教員・教師を辞めても後悔する可能性を抑えられるということではないでしょうか?
収入が下がる可能性を考慮しながら転職活動を行う、転職活動が長引かないように予め転職活動を始めておくなど、教員・教師を辞める前にできる事も多いですよね。特に収入と転職活動については、本当に多くの人が悩んでいます。自分ひとりで転職活動を進めることが難しいと判断した場合は、転職エージェントなどを活用するのも1つの方法です。
まとめ
教員・教師を辞めた後に後悔する人が多いのも事実です。ですが、辞めて良かったと実感している人も数え切れないほどいます。辞めて後悔してしまった人には準備不足という共通点があったことを踏まえて、突発的に教員・教師を辞めたいと思っても、まずは辞めた後のことを考えて、しっかりと準備することから始めるようにしましょう。